9/9に行われたシュガーセミナー2019第2弾は、
フレンチレストランのメリメロさんでのランチスタイルセミナーでした。
シェフがみなさんの目の前で砂糖の効果でおいしくなる料理を見せてくれ、
料理にいかに砂糖が大切な役割を果たすのかを詳細に教えてくださいました。
そして私は恐縮ながらシェフのすぐ横という最高にいい席で、
またまたMCをさせていただいたのでした。
あざやかな手つきで仕上げられたニンジンのグラッセはキラキラとつやめき、
クミンが香って大人な味。
4種のスパイスで下味をつけた豚肉は、
バルサミコ酢やメープルビネガーなどとグラニュー糖、オレンジ果汁、
エシャロットの入ったガストリックソースとの相性ばつぐん。
砂糖あり・砂糖なしのホットケーキ食べ比べでは、
香り・焼き色・味・食感の違いに驚きすぎました。
先週行われた第1弾では、和食やお菓子における砂糖の役割を教わりましたが、
今回はフレンチ。
いちばん驚いたのは、フレンチに使う砂糖はほとんどグラニュー糖だということ。
スキッとした甘さで、素材の味をいちばん邪魔しないのだそうです。
グラニュー糖=悪の権現、のように思われている(私はちょっと思ってた😅)
かもしれないけれど、日頃「おいしー!素材にこだわってるお店ってさいこー!」
と思っていたその味は、グラニュー糖に支えられていたのかと思うと、
己の無知に恥じ入りました。
シェフが「砂糖そのものはもしかしたら体に不必要なものかもしれないけれど、
料理には不可欠」とおっしゃった言葉。
これこそ砂糖と上手にお付き合いするための【語録】であるなと感じました。
積極的に摂る必要はないけれど、陰の立役者としては必須な砂糖。
砂糖=悪としてスケープゴートにすることなく、かしこく付き合っていくこと。
私たちがこれからもずっとおいしい料理をいただくためには、
てん菜由来の砂糖の消費を、ひとりひとりが支えていく必要があるのだなと感じました。
やっぱり…おいしいものをたくさん食べたら動く。
シンプルだけど、これに尽きると感じます。
砂糖を食べないからってやせるわけじゃないですよね。。
会場となったメリメロさん、8/14にリニューアルオープンしたばかりでとってもすてき!6席しかないフロアは茶室をイメージしているそうで、無駄を削ぎおとした美を感じます。
窓枠にはめこまれた文様は、カトラリー工場でカトラリーを切り抜いたあとの「鉄枠」だそう!幾何学模様好き&アンティーク好きにぞくぞく感はんぱないです。
#シュガーセミナー2019