このところ、自分のこれまでの活動を振り返りみなさんにお知らせする機会を
何度かいただいています。
インタビューを受けることはあったけれど、
自分自身で掘り下げて考えたのは、初めてかもしれません。
私はなぜ食育教室をやっているのか。
なぜぱくぱくキッチン?
なぜサルベージ・パーティ?
なぜ薬膳?
突き詰めて考えてみると、私は「みんなにとって暮らしやすい世の中って何なのか」を模索しているんだと思い至りました。
暮らしにくさや生きづらさの原因は多々あれど、
私の感じるそれらの原因は「誰かにとっての“ふつう”を押し付けられること」。
“ふつう女だったら出しゃばらないよ。”
“ふつうあのタイミングでお礼言うでしょ。”
“ふつうに生きたい。”
“ふつう”や“常識”なんてひとりひとり違うはずなのに、
同じだと思い込まされたり立場の差から押し付けられたりすることが、
私にとっての生きづらさだと、人生の様々な局面を経て気づきました。
そんな体験から、ざっくり言えば「みんな違ってみんないい」の世界を
体現できたらいいなと思って活動しています。
みんなが違うことが心地よいと思える世の中になったらいいな。
それに賛同してくれる人が増えたらいいな。
そんなことを、言葉で伝えるのではなく、食べることを通じて
体感して腹落ちしてもらうためにワークショップをしています。
言葉で伝えきれないこと、伝えることで陳腐になってしまうこと、
それを場の空気感や体験、五感を通じて伝えたいのです。
ということに、みなさんの前でお話をする機会をいただいたことで気づきました。
その機会だけでなく、北大コーステップ、山中先生、コンパスプロジェクト、
フードスコーレ、ペオさんご夫妻、こくぼさん…
コロナ禍で得たオンラインツールを通じた機会をフル活用して
たくさんの人から学び、意見を交わしてきたことも大きな要因です。
感謝しています。
11/12に、ちえりあで実施させていただいた【「気になる」から始めるまち活動】。
そんな私の思いや、仕事を作り、始めるに至った経緯、つまずき、苦しかったこと、うれしいこと、など赤裸々にお話させてもらいました。
濃いめの話をしすぎてみなさん胸やけしたのでは…と心配しています。
でも、こんな人もいて、まあまあ幸せに楽しくに生きられてるよって知っていただけたらうれしいな。
何か始めてみたいと思った時、失敗がこわくて一歩踏み出せないこと、多いと思います。
でも私の経験からすると、失敗しても死んだりしません。ちょっと恥ずかしいかもだけど、実はまわりは気にも留めてません。
自分の見たいようにしか世の中は見えないもの。まわりが応援してくれてる!と思うも、まわりが白い目で見てる…と思うも、自分次第。
思いがあるなら、ぜひ一歩踏み出してほしいなと思います。