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【薬膳】韓方の勉強に行ってきました ~ティーセラピー専門課程入門講座~

6月1日から3日の3日間、東京の神保町で開催された
東医宝鑑アカデミーによる「ティーセラピー専門課程 入門講座」を
受講してきました。
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薬膳インストラクターの資格を取り、活動をしていますが、
いろいろ勉強していると「?」がつくことがまだたくさんあります。
本による個人的な勉強の限界を感じていました。

 

ぜひ人の「口」から教えてほしいと思っていたところ、
私の大好きなソウルの韓方カフェ「ティーセラピー」を
つくった釜山大学の先生が来日し、
ティーセラピーに関する講座をしてくれるとのことで、
行ってきました。
ちなみに、東洋医学の呼び方が国によって異なり、
中国:中医学
韓国:韓方
日本:漢方

ととらえてよさそうです。
それぞれは、その国で発展する中で
文化的な違いから少しずつ異なっているのですが、
もともとの考えは中医学に基づいています。

 

 
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(▲薬草辞典)

 

もう、とっても盛りだくさんなお話だったのですが、
特に印象に残っているのがこんなお話。
同じ「カゼ」でも、
日本では「風邪」、韓国では「感気」と表記する違いから、
日本ではカゼの原因は外部から入ってくる悪いもの、
韓国では体の不調を感じ取って起こるもの(=内部からのもの)と
とらえ方に違いがあります。
その違いから、カゼの対応策にまで違いが起こるという、
といった文化学のようなお話でした。

 
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(▲毎日講座で出してくださる韓方茶が変わりました!)

 

韓国では病院に行かずとも、おばあちゃんの知恵袋的な感覚で
韓方を本当に身近にとらえているそうです。
「あー、疲れた!」のあとに日本人が口にする言葉は
「寝よう」とか「ゆっくりしたい」ですが、
韓国では「何か飲もう」と言うそう。
何を飲むかと言えば薬でも栄養剤でもなく、
サムゲタンやコムタンなどのスープやおかゆなのだとか。
日本だと漢方薬にしか入っていない薬草類が
市場で手軽に買え、それを家庭で調理して食べる方法がたくさんある
韓国がとてもうらやましく感じました!

 
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 (▲講座のあとに行った、自由が丘の薬膳料理やさん、ZEN ROOMの薬膳鍋

 

期待以上のお話に、気持ちのよい
充実した時間を過ごすことができたこの講座。
今回は入門編ということで概論が多かったですが、
次回以降はもっとつっこんだお話になるようです。

来年春まであと3回あるのですが、
何とか全部受講して知識を深め、
私のサロンでも魅力をお伝えしていきたいと思います!

 

おみやげもたくさんいただきました!

かわいいパッケージ!
私が韓方茶好きになったのは、
韓方茶カフェのカウンセリングが的確だったことももちろんですが、
お店と商品パッケージがとてもおしゃれだったこと!
これを、おカタそうな大学教授の先生がつくったなんてスゴイと思い、
興味を持ったのでした。

韓方茶やら… 

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サムゲタンキットやら…3日間たくさんいただきました。
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サムゲタンは夏バテに効くのだそうです。
もう少し暑くなったら丸鶏を買って来て、
サムゲタンづくりにチャレンジしたいです!