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シュガーセミナー2019にてMCをさせていただきました!

生きているといろいろあるもので、この滑舌の悪い私が
「シュガーセミナー2019」でMCをさせていただきました。


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シュガーセミナー2019とは、「砂糖の誤解」を解き、
正しい知識と有効活用法をプロから学び、
正しい使用の促進を目的とした、食のプロ向けセミナーです。


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JAグループ北海道が主導する「天下糖一プロジェクト」の一環です。

tenkatoitu-project.jp



こちらのなんともフォトジェニックなマフィンは、cake & cafe colletオーナーシェフが作ってきてくださったもの。
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このお稲荷さんは、光塩調理製菓専門学校の教授が作ってくださったもの。

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両方、砂糖がなくてはならないものです。


砂糖は「糖質オフダイエット」の流行も手伝って、
「太りやすい」「虫歯になりやすい」などとなんだか悪者扱い。
でも、砂糖のおかげで保存性は増すしマフィンはしっとりするし、
ジャムも梅シロップも、砂糖の恩恵を受けまくっています。


国産砂糖の8割は、北海道産のてん菜からできています。
でも人工甘味料の増加によっても砂糖の消費を圧迫され、てん菜が危機!!
てん菜が生産されなくなれば、THE北海道なじゃがいもや小麦も
とれなくなるって知っていますか?
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てん菜という産業で成り立つ町も多く、砂糖の消費が落ちれば
そこで暮らせない人も出てくるわけです。
私たちのひとつの選択が、誰かの暮らし、誰かの当たり前を
押し潰してしまうとしたら…流行に流されている場合じゃありません。

 

何かを悪者にすればなんだか問題解決した気になるけれど、
それっていじめに似ている気もしませんか。

脱線しますが私が「薬膳」が好きな理由は、
「どの食材も悪者扱いしない」ところなのです。
もちろん、体調によってはおすすめできない食材もありますが、
でもその食材も、別の人にとっては効果的な食材。
「●●はダメ」と決めつけてそれを一切絶つことや
「○○だけが良い」としてそれだけを食べることが
数千年の人間の営みの中でどれだけ正しいことなのか、

疑問に思うのです。
食材に限らずですが、すべてのものには存在する意味があって、
それを正しく使うことこそ
先人たちが苦労して積み重ねてきてくれた経験を存分に活かし、
現代を生きる私達がありがたく実践すべきことなんだと思っています。

つまり、食べ過ぎも食べなすぎも、どっちもダメ
なにごとも、「ほどほど」。
私の教室でも、セミナーで教えていただいた砂糖の利点を生かして、
かしこく使っていきたいなと思いました。