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【薬膳】おでこの吹き出物は●●がダメージを受けている証拠。春のおすすめ食材と簡単にんじんレシピ2つ。

子どもたちの入学・進級で意気揚々と突き進んだ4月。
そして遊びまくったゴールデンウィーク
ゴールデンウィークが明けてから、
私のおでこのぷつぷつと吹き出物が。
ふだん、口のまわりに出ることはあっても、
おでこに出ることは珍しいのです。

体の不調のありかを、吹き出物の位置から知る

東洋医学には「望診」といって、
体にできた吹き出物の位置から体内トラブルの状態を知り、
体の中から体調をケアする方法があります。
吹き出物ができたから薬をぬっておしまい、
ではないのですね。

おでこにできる吹き出物は、「肝」が弱っている証拠。
東洋医学でいう「肝」とは、いわゆる「肝臓」とは
ちょっと異なります。
気の流れをスムーズにすることで、精神を安定させたり、
胃腸の働きを助けたり、血流を調節したりする臓器です。

 

おでこの吹き出物は、どこの不調を表す?

この「肝」はストレスが大敵。
ストレスがかかって、気が滞り、
イライラしたりウツウツとしやすくなります。

4月は環境が変わることも多い時期。
いろいろ気を張って、ストレスを感じます。
そして徐々に肝がダメージを受け、
5月のゴールデンウィークが明けたころには
イライラ・ウツウツ…。五月病ですね。
そうして私のおでこには、吹き出物が出たようなのでした。


肝を養生する食材

ダメージを受けた「肝」をいたわる食材があります。
にんじん・ほうれん草・アボカド・小松菜・落花生・ごま・
いか・ほたて・豚肉・卵・くこの実など。

 

 

ストレスを受けたことで気が滞り、イライラウツウツ…
気をめぐらせることで、気持ちを安定させる食材があります。
ポイントは「香り」「酸味」。

・柑橘類
・お酢
・ハーブや香草
・たまねぎなどのねぎ類

こういった、香りに特徴のある食材を食べると
気がめぐり、気分が晴れやかになります。


 

家族の「肝」をいたわり、ゆらぎの春を乗り切るにんじん料理


にんじんのグラッセ

子どもたちが大好きなにんじん料理です。
コンソメとてんさい糖、そして少しのお塩で煮て、
最後にバターを落としただけのとてもシンプルなお料理です。
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ふだんからよく作るのですが、

春先の環境が変わるときには特にたくさん、週に一度は作っています。
いまおでこの吹き出物が出ている私にも
きっと効いてくれることでしょう。



にんじんのソムタム風サラダ

ソムタムとは、ベトナムやタイなどの東南で食べられる、
青パパイヤを使ったちょっとすっぱいサラダ。

本場ではナンプラーやスイートチリ、ライムなどを使いますが、
子どもも食べられるように、和の調味料で簡単にアレンジしています。


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千切りにんじんを塩もみし、てんさい糖とお酢で和え、
最後にくだいたピーナッツも和えました。
甘酸っぱいサラダで、ピーナッツの香りが良いので
子どももモリモリ食べています。
私用には、ちょっと唐辛子とパクチーも加えて。


春はにんじんが甘くてやわらかいので、
生で食べるのにおすすめの時期。
お砂糖も控えめで作れるので、
ぜひやってみてほしいお料理です。

 

 

 

 

人間も、自然の一部。
季節の移り変わりの影響をどうしても受けます。
それでもなるべく「中庸」「真ん中」を保てるよう、
食べ物に力を借りて、乗り切りたいですね。